2007-09-26

美しい国?日本

安倍ちゃんが正式に辞めて福田首相が誕生。
散々ネタにされた"美しい国"というフレーズも個人的には好きだったんですがね。
このフレーズ、現在の日本の置かれている状況を表しているような気がしませんか?

いわゆるBRICs、特にその中でもインドと中国に追いつかれ追い越されるのは確実。
そりゃ人口10倍の国に勝てるわけないじゃない。しかもこっちは老人ばかり。
製造業を中心とした加工貿易で発展することは、とうにタイムリミット迎えてるよね。
移民を入れれば解決する?ドイツみたいになるのがオチだわ。

それじゃ資源で食っていく?東シナにはそれなりにあるみたいだけど、これは無理だよね。とても1億人を養っていける量じゃない。
それじゃエゲレスみたいに金融で生き残る?それも無理だよね。
まず英語ができない人間が多すぎる。外資は東京よりシンガポール行きますよね。

こう考えると日本という国にすでに経済的な発展の余地は残されていない気がしてくる。
そこでこれから日本が目指すべきビジョンとして"美しい国"。
"強い国"とか"豊かな国"でなくて"美しい国"であるところが重要。
お坊ちゃんと叩かれた安倍ちゃんだけど、実のところ日本の現実を一番把握していた首相だったんじゃないかな。高度成長やバブルの栄華をいまだに引きずっている無能な年寄りどもよりよっぽどね。

例えば今話題の地方格差?いいじゃないですか、みんな都会に集まろうよ。
都会に集まってくれた方が公共サービスのコスト抑えられるし、地方で変な開発して自然などの資源を破壊する必要もなくなって一石二鳥。
地方で都会と同じ生活水準を望むこと自体がエゴじゃないですかね。
地方は人も少なく豊かな自然が残り、都会は都会で充実。これぞ美しい国。

日本の象徴である桜は散り際が一番美しいんですよ。
いかに美しく散るかをそろそろ考え始めた方がいいんじゃないかなぁ。

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