2007-11-06

サブプライムの落としどころ (ちょっと修正)

先週末にまた一波乱ありましたね。
ニュース(報ステとかはニュースと認めない。あれはバラエティ番組。)見てない奴は何のことだかさっぱり?とりあえず大きかったのは以下のトピック。

米シティCEO辞任、会長にルービン元財務長官 (NIKKEI NET)

CEO辞任は規定路線、問題はさらに9,000億~1兆2,000億円の追加損失を発表したこと。
しかも2,3週間前の7-9月期で7000億円超の損失が発生したと発表したばかり。
単純に考えて2兆円近い損失が4ヶ月で発生したと。こりゃひどい。

けど、個人的にはまだまだ出てくると思いますよ。
前々回の記事のフィギュアで例えるなら今はまだ10万円だったものを6-7万円と評価して出した損失額だと思うのでつ。
まだフィギュアの買い手は出てこないのでまだまだ下げる余地は残ってる。
おそらく2-3万円(適当、定量的根拠なし)くらいにならないと誰も買わないだろう。

さらにシティやメリル(ここも巨額の損失でCEO辞任)以外の米銀も次々と追加損失を出すんじゃないかという懸念がウォール街では燻ってたりするわけです。
このまま株価下がりBRICs(特にシナ)の金融機関に買収されたりしないかな?かな?
日本の金融機関?今トップに残ってるのはaggressivenessの欠片もない連中(昔の言葉でイエスマン)がほとんどだから無理だろうなぁ。
野村マソなんかには期待したいんですが。ビバ、戦闘民族!


で、今回の本題。
この懸念がほぼ払拭されるのはいつ頃だろうと。

まぁ時期はわからないけど金融業界の歴史から学ぶなら、関係者の誰かをスケープゴートにして刑務所送りにしたところが目処になるんじゃないか。
だけどそれで打ち止め。あやしい紙くずをばら撒いた奴らは野放し。
レイオフ(クビ)される?今まで数年でリーマンの生涯年収くらい稼いだろ。
しかも日本の不祥事起こしてクビになったリーマンと違って次の職場も見つけやすい。

ほんと腐った業界だと思いますね。
そもそも金融なんて経済を陰で支える黒子であるべきなんですよ?
お金の余ってるところから足りないところに効率的に配分する、それだけでいい。
ましてサブプライムなんて腐った紙くずを売りつけて儲けようなんて。
派手にリスクをとって成功したら金をばら撒き(給料)、失敗したら国にすがる。
まさに"恥知らず"だよね。

馬鹿正直な日本人はやっぱりモノ作りだと思いますよ、ええ。
金融の世界で生き残れるのは"恥知らず"な人間。そんな人ばっかになってほしくない。

まぁ"仕事で"金融機関の方と付き合う時は用心した方がいいですよ。
特に外資(米)系の方はね。かつて読んだ本にあったフレーズ。

「米銀にファイナンスの相談をするのは、泥棒に防犯の相談をするようなもの」

2 件のコメント:

  1. おぉ、なんともわかりやすい説明乙。
    >「米銀にファイナンスの相談をするのは、泥棒に防犯の相談をするようなもの」
    そしてその泥棒に金を吸われてワロス曲線を描いている某国。
    ところで、黒子を「ヘイズ」と読んだ俺。

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  2. ��ロスやって儲けてるのはヘッジファンドが主だと思うけどね。
    いわゆるギャンブラーみたいな奴ら。投機家ともいう。
    米銀はそれとは人の皮を被った狡猾で野蛮な欲豚だから。
    ��ョッパリやシナチョンをはじめ他国の一般企業を食い物にする・・・ね。

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