2005-11-20

クラシコ

ロナウジーニョの“魔法”がクラシコを決する=スペイン (スポーツナビ)

Ronaldo v Puyol

毎度恒例の"El Clasico"(伝統の一戦)。
レアルは怪我で欠場の可能性が伝えられていたロナウドが間に合ってスタメン。
サポートする形でブラジルの新星ロビーニョとラウールを配置。
中盤はジダン、ベッカム、パブロ・ガルシアとベストの布陣。
一方のバルセロナも前線にエトー、ロナウジーニョのお馴染みの顔ぶれにワールドユースMVPのアルゼンチンの新星メッシをスタメンで起用。
こちらもほぼベストの布陣で挑むことになった。

序盤はホームのレアルが前に出ていくが、決定的な場面には至らず。
すると前半15分メッシがフリーで前を向いてドリブルを仕掛け、それを途中で奪った形になったエトーが見事な反転から素早くシュートを放ちゴール。
その後も前に行こうとするレアルの攻撃を弾き返し幾度となく前線の3人でカウンターを仕掛ける。
それでも最後のところでレアルの守備陣が踏ん張り前半は0-1で終了。

後半になると試合のペースは完全にバルセロナに傾く。
前に行きたいレアルだが中盤の守備ブロックが張った網にことごとく引っ掛かり、両SBのサルガドとロベルト・カルロスの上がった裏のスペースをロナウジーニョやメッシに使われ放題。
そして後半14分ロナウジーニョがサルガドの上がった裏のスペースでフリーでボールを持つと、セルヒオ・ラモスの軽率なタックルをいとも簡単にかわしてスピードに乗り、最後はエルゲラとロベルト・カルロスをかわしてゴール。
さらに後半32分には1点目と同じ左サイドからまたしてもセルヒオ・ラモスを軽くかわしてゴール。
この時点でマドリディスタ(レアルのサポ)も自分たちのチームへの皮肉を込めて拍手。
結局0-3という結果・内容ともに予想外に差の付いたクラシコとなった。

Ronaldinho

ホームにもかかわらず完全に圧倒されたレアル。
バルセロナの中盤を含めた完成度の高い守備にジダンは仕事をさせてもらえず、セットプレー以外でほとんどチャンスらしいチャンスを作れなかった。
一方で守備はバルセロナの3人のスピードにまったく付いていけず。
特にセルヒオ・ラモスはロナウジーニョにまるで相手にされず惨敗。
いまだに守備面での目処が立っていないという印象を受けた。

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