2008-11-29

振り返ればそこに

最近寒すぎますね。こんにちわ。

ようやっと注文していた遠赤ヒーター(カーボンヒーターって言うのか?)が届きました。
でも当たっている部分は暑いくらいなのにそれ以外は全然暖かくならない。
いや・・・当然なんだけどさ。


さて先週末は実家に戻っていたため更新停滞しましたね。サーセン。


先々週からのおさらい。

まず米国が金融安定化法案による不良資産買い取りを見送り。
あれ?もともとは不良資産の買い取りがメインの法案だったような。
いつのまにか金融機関への公的資金注入にすり替わってたみたいですね。
ない袖は振れない、ということでしょうか。

素人考えですが、今回の信用収縮を解決するには金融機関の資本増強だけでは足りない。不良資産の買い取りとセットでやらないと効果は半減するのではなかろうか。かつての日本のようにちょこちょこと小細工して小出しにすると悲惨なことになる。


そして先々週末に開かれた金融サミットG20。
開催前から予想されていましたが結局"開かれたこと"が最大の成果というグダグダ。
中国やインドといった新興国が参加したのはそれなりの意味があると思いますが、やはり根本的な部分で具体策は出てきませんでしたね。
それもこれもブッシュの悪あがきのおかげ。規制強化を謳った欧州もいくつか提案を持っていった日本(麻生)も「うるせー馬鹿」で一蹴されてしまった感じがしました。
大事なところは次にオバマさんと話すか・・・ブッシュはどうせあと少し、というムード。


そして先週。
ついに米国の抱える爆弾である"ビッグ3(笑)"が表舞台に満を持して登場w
議会の公聴会に経営陣が悠々とプライベートジェットで来ておいて「我々を救済しないと大変なことになるぞ」と吹く様はヤクザそのものですね。ある意味で羨ましい。
日本のメディアでも「ビッグ3はもう終わった」「燃費向上や環境対策で努力してきた日本メーカーの大勝利」などといった論調がほとんどであったと思います。
まぁ米国の自動車メーカーが本業の自動車に対する研究開発などの努力を怠っていたのも事実だろうと思いますし、金融事業に頼りすぎていたのもまた事実であったと思います。

ただ気になるのは彼らが今苦しんでいるのは過去に労働組合と取り決めのため。
退職者向けの年金や医療給付(レガシーコスト)を会社が負担している。しかもかつての自動車黄金期(60~70年代)からの退職者を含めるとGMだけで100万人を軽く超える。それらの年金やら医療費を負担しているわけですから、企業の経営には非常に重い負担となっているわけです。
日本のメーカーが北米でぼろ儲けできるのはビッグ3がこうしたレガシーコストを転嫁した価格で売っているからで、必ずしも高い技術力によるものだけではない。

つまり何が言いたいかというと・・・今後の展開次第では日本車も危ないということ。
今話題になっているのはビッグ3がチャプター11を申請してレガシーコスト等を切り離して再スタートを切った場合、不死鳥のごとく復活してくるのではないか、ということ。
ようは一度潰して贅肉の除去手術をする。その上でオバマの新政権が環境対策の名の下に新技術開発にガンガン金を投入すれば・・・。
なんだかんだでGMは生産・販売台数でトヨタに追いつかれただけ、レガシーコストを除けば収益性だってそんなに劣っているわけではないそうです。
アメリカの強さは勝つためには競争のルール自体を変えることができること。


最後に今週はテロをはじめ世界各地で騒動でしたね。
なんといってもインドのムンバイでの同時多発テロ。まだ完全に収束したわけではなく犠牲者は200人を超えるとか。経済への打撃を狙った、パキスタン系・・・などと憶測は流れてますが事件の真相はこれから検証ということになりそうです。
そしてタイでは空港がデモで封鎖。

中国含めてアジアが最近かなりきな臭くなってきている気がします。
対岸だったはずの日本でも負け犬がテロまがいの事件を起こしているようですので。

あ、そういえば南朝鮮がめでたく純債務国の仲間入りをしたそうです(笑)

おあとがよろしいようで。

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