2008-05-23

rainy blue

社会人になると週末が待ち遠しいですね。こんばんわ。

興奮もやっと冷めてきたのでCL決勝の記事でも書こうと思いました。
ひさびさのサッカーネタですが、お付き合いいただければ幸い。
記事のタイトルがちょっと詩的だよな( ´,_ゝ`)


史上初のイングランド対決となった07-08シーズンの決勝。舞台はロシアの首都モスクワ。

赤のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)と青のチェルシーというイングランドらしい赤と青の単色同士の対決、スタンドのサポーターも当然ながら赤と青。

それぞれの決勝トーナメントでの戦いを振り返ると、まずマンUは1回戦でフランス王者のリヨンと対戦。フランスの新星FWベンゼマにゴールを許すなど苦戦するも2試合トータル2-1(1-1,1-0)で辛くも突破。
続く準々決勝の相手は昨年に続きイタリアのローマ。こちらはエースのトッティが負傷欠場していたこともあり2試合トータル3-0(2-0,1-0)で快勝。
準決勝では一昨年の覇者バルセロナと対戦。第1戦は敵地のカンプノウで開始直後にPK獲得も失敗、その後は終始攻め込まれるも守りきって0-0のスコアレスドロー。そしてホームのオールドトラフォードで迎えた第2戦ではスコールズの完璧なミドルシュートで挙げた1点を最後まで守りきり1-0で勝利。2試合合計1-0で9年ぶりの決勝に進出した。
ちなみに前回の決勝はドイツのバイエルン・ミュンヘンを相手にロスタイムで奇跡の逆転劇を演じて優勝している。ベッカムやシュマイケルがいた頃のお話。そしてその決勝でイエローカード累積で出場停止だったのが誰であろう準決勝で決勝点を挙げたスコールズ。

一方のチェルシーは1回戦でギリシャのオリンピアコスを2試合合計3-0(0-0,3-0)で一蹴。
準々決勝では"あの"ジーコ率いるフェネルバフチェと対戦。アウェーでジーコ采配により逆転負けを喫するもトータル3-2(1-2,2-0)で辛くも突破。
準決勝では同じくイングランドのリバプールと対戦。2試合トータル2-2(1-1,1-1)で延長へ、その延長で2-1と競り勝ち初の決勝に駒を進めた。実は過去2度リバプールに同じ準決勝の舞台で敗れており、ついに雪辱・・・という対戦であった。

今シーズンはお互いにイングランドのプレミアリーグでも優勝を最後まで争っており、10日前の最終戦でマンUがチェルシーを振り切って2連覇を達成していた。


前置きはこれくらいにして決勝について。

マンUはGKファンデルサール、DFが右からブラウン、リオ・ファーディナンド、ヴィディッチ、エブラの今シーズン不動の守備陣。中盤はこの日は右からハーグリーブス、キャリック、スコールズ、クリ(ry・ロナウド。前線はテベスとルーニー。
チェルシーはGKチェフ、DFが右からエッシェン、テリー、カルバーリョ、アシュリー・コール。中盤は百戦錬磨のマケレレ、ランパード、バラック。そして前線は両サイドにジョー・コールとマルダで中央に怪人ドログバ。

スタメンのポイントはマンUが右サイドにハーグリーブス、左サイドにロナウドを出した点。

試合は序盤から激しいフィジカルコンタクトの応酬。同国対決ということでお互いの手の内はわかっており、なかなか綺麗に崩すことは期待できない展開が続いた。
そんな中でゲームが動いたのは前半26分。右サイドのスローインからスコールズが繋いでブラウンがクロス、ファーサイドでロナウドが高い打点のヘッドで合わせてマンUが先制。
本来ロナウドをマークしているはずだったエッシェンは競り合うことすらできず。
このロナウドとエッシェンのマッチアップは前半終了間際まで終始ロナウドが支配し、そのおかげで先制点以降も何度もチャンスを作ることに成功していた。簡単に言えば、左サイドにロナウドを配置した作戦が当たった。
ところが前半終了間際の45分。今度は右サイドでフリーになったエッシェンがロングシュート、これがリオ・ファーディナンドに当たってこぼれたところにランパードが走りこんであっさりとチェルシーが同点に。
シュートのこぼれ球がランパードの前に転がったこと、さらにGKのファンデルサールが足元を滑らせて反応が遅れたこと、このチェルシーにとっての2つの幸運が重なった。
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最高の時間帯に追いついたことで後半は一転してチェルシーが主導権を握る。
前半に再三抜かれていたロナウドに対してはエッシェンだけでなく前線のジョー・コールなどがケアすることで対処、マンUの右サイドのハーグリーブスを封じることにも成功してサイド攻撃を押さえ込んだことが大きかった。
ただチェルシーの攻撃はほとんどが可能性の低いロングシュートで、本当に惜しいチャンスはドログバがポストに当てたシーンくらいだった。
そんなわけで結局1-1のまま90分終了。延長へ。

延長前半は引き続きチェルシーペースでスタート。
左サイドを突破し、最後はエリア内でランパードが決定的なシュートを放つもクロスバー。
一方、この試合に途中出場してクラブの公式戦出場記録を破ったギグスがエブラの最高のお膳立てからシュートを放つもチェルシーのDFテリーがライン際で奇跡的なクリア。
そして延長後半には試合中振り出した豪雨でぬかるんだピッチの影響もありお互いの選手が負傷する場面が続出。さらに終了間際には両チームが入り乱れて小競り合い、主審の目の前でビンタをかましたドログバが当然ながら退場。これは単なるアホ。

というわけで結局120分戦っても決着はつかず。PK戦へと突入した。


PK戦はまさにライターが書いたんじゃないかというくらい良くできたシナリオ。

2人目までは双方とも成功。そして3人目、先攻のマンUは今シーズン大車輪の活躍を見せたロナウドだったが・・・中途半端な助走からGKチェフに読みきられて失敗。
チェルシーは4人目まで順調に決めて、いよいよ最後の5人目はキャプテンでありチームの守備の要であるテリー。決めれば優勝という場面で・・・
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ぬかるんだピッチで軸足が滑り見事な大失敗。お前はベッカムかと(ry。

ともあれ命拾いしたマンUは7人目まで成功。そしてチェルシーの7人目のアネルカ。
ここでこの試合で滑りまくっていたGKのファンデルサールがセーブ。

というわけでPK6-5でマンUが9年ぶり3度目の欧州制覇、と相成りました。
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☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ


試合後にネットを徘徊していたら↓を見つけた。こういうネタを思いつくのはさすがだぜ・・・。
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クラブワールドカップに来日確定で楽しみなような、マスゴミ(日テレ)の番宣に使われまくることを考えると鬱なような・・・。
ともかく待ちに待った欧州制覇は素直に嬉しいのでしばらく(・∀・)ニヤニヤしたいと思う。

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