2008-06-28

欧州選手権 準決勝 露西亜 対 西班牙 ~格の違い~

実家に戻ってます。こんばんわ。
やっぱ横浜は良い。住み慣れてるのもあるけど空気(気候)的な意味で。


準決勝のもう一試合。ロシアvs.スペインのカード。

グループリーグ初戦で顔を合わせた両チーム。その試合ではスペインのカウンターが冴え、4-1の圧勝。FWのヴィジャがハットトリックだった。
しかし、そのロシアはグループリーグ最終節でFWアルシャビンが出場停止から復帰すると、スウェーデンに内容・結果ともに完勝。2位突破を決めた。
そして準々決勝。今大会前半の主役だったオランダを圧倒して葬り去った。

一方でスペインは楽々グループ1位突破。
準々決勝では公式戦で80年以上勝ったことのないイタリアをPKで破って準決勝へ。

事前の予想はロシア。オランダ戦の戦いができるかどうかが鍵。

肝心の試合内容。
序盤からスペインがペースを握るも徐々にロシアが応戦。
前半は一進一退、0-0で折り返す。
この前半でスペインはFWのヴィジャを負傷で欠いてしまった。

後半、スペインが本領を発揮する。
ヴィジャを若手MFのセスクに替えてシステムを変更。これが結果的に良い方に出た。
少ないタッチでのパス回しにオランダ戦で冴えたロシアのプレスが追いつかなくなり、しかも準々決勝のイタリア戦で大活躍だったスペインの中盤のマルコス・セナがロシアの攻撃をシャットダウン、スペインが攻守に圧倒するようになる。
そういうわけで後半になると一方的な展開となりスペインが次々と得点。
結局3-0と予想外?の試合になってしまった。


スペインの層の厚さと対応力が際立った試合だったと思う。
ヴィジャの交代によるシステム変更にも戸惑うことなく、それを生かした。
シャビ、セスク、イニエスタ、シルバと面白いように前線で動いていた。
そして守備面でもマルコス・セナとプジョル、マルチェナのCBコンビがロシアのアルシャビンとパブリュチェンコを完全に押さえ込み勝負あり。

結果的には埋めようのないタレントの差が勝敗を分けたと思う。
こればかりはヒディンクの采配でもどうしようもない。
今大会トルコと並んで台風の目だったロシアだが、最後は"格"の違いを見せ付けられた。

決勝はドイツとスペイン。なんとなくスペインが勝ちそうな気がするが。

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