哀れなものつくり脳

今週は結構マシでしたが、職場でインフル発生。
なんとなく気分が優れず帰ってすぐ寝る生活でした。

---

祝。

事業仕分け：スパコン「事実上凍結」…世界一でなくていい （毎日）

珍しく政権交代してよかったね、と言えるニュースですね。
"IT戦艦大和"が完成する前に大破。めでたいことだ。

「日本の科学は終わった」とか「世界一になるチャンスを・・・」とか言ってナショナリズムを煽ってみたりする姿はまさに戦前の大日本帝国軍部と同じですね。実に愉快。

この分野の研究者の拠り所だった地球シミュレータだって、去年停止するまで年間何十億円もの維持費のかかる塵マシンと化していた。技術革新の速い業界だったこともあり数年でこのマシンの何倍、何十倍も速いマシンが世界中で開発されていたのも周知の事実でしょ？
その上、かかった開発費だけは今も世界トップクラスを維持し続けている。

以前からずっと述べてるけど、いまだに国主導のプロジェクトで世界をリードする技術を～！なんて昭和の時代に脳みそ置き忘れてきた老害の発想ですね。時代遅れ。
「日本版Google」なんて旗揚げしたプロジェクトもあったけど、はっきり言ってITゼネコンによる無駄だらけの公共事業そのものですね。地方空港やダムの建設と何が違うのか。
この理化研とか産総研とか、マジで科学技術（笑）官僚の利権そのものです。

まぁ悔しかったら成果とやらをあげてみろやｗ

---

そうは言いつつも科学技術分野への投資は増やすべきだとも思う。
ただ、もちろん国は金出すだけで極力介入せずに成果だけを見て評価するべきだが。
軍事とか宇宙とか、そこらへんは民間ではリスク高すぎて手が出ないからね。

問題なのは、IT戦艦大和や日本版Googleみたいな糞プロジェクトですよ。まさに大鑑巨砲主義の如き発想。どっちも仕切ってるのは"天上がり"してきた連中で、これでは利権の温床と言われても仕方ないだろ。何がノーベル賞だｗ今は単なる老害だろｗ

科学技術（笑）官僚は腹を切って死ぬべきだ。