2008-10-01

アメリカがダメリカになった日

今朝はさすがにビックリしました。こんばんわ。
ブラックマンデー以来のブラックマンデーですね。(意味不明)


とりあえず記事の紹介から。

NYダウ過去最大の下げ、777ドル安 金融安定化法案否決で (NIKKEI NET)
米下院、金融安定化法案を否決 再修正法案2日策定めざす (NIKKEI NET)
米金融安定化法案、市民の抵抗感強く 「税金で救いたくない」 (NIKKEI NET)
米金融安定化法案、なぜ否決? 「党議拘束」の習慣なく (NIKKEI NET)

先日の記事で取り上げた救済案が議会で否決されました。
事前に共和党・民主党の幹部との間で合意されており、あとは議会を形式的に通すだけ・・・だったはずが、まさかのどんでん返し。ギアスもびっくりの超展開。

原因はいろいろ述べられています。ブッシュ政権末期、間近に迫っている選挙・・・etc.

細かいところはまだ調べている段階ですが、とりあえず現時点で感じていることを。

現代民主主義の象徴アメリカが、人気取りの衆愚政治に堕ちた、ということ。
今回の否決劇はまさにかつて日本が経験した住専処理を思い出させる。
当時のマスゴミが盛大に煽ったこともあり国民(一般庶民)が7000億円の公的資金投入に怒り狂ったあの騒動です。
その7000億円をケチったことでその後の日本がどれだけの時間と富を喪失したことか・・・。
「血税を使って高給取りの銀行員を救うのか」という感情論は理解できる。けれど現実問題を冷静に考えれば、いずれ助けざるを得ないのはかつての日本を見ればわかること。

金融以外は全然影響ないよって余裕ぶっこいてても、そのうちその深刻さに気づく。
もうGMとかフォードは気づいてるだろうけどね。こういったところが潰れりゃいいのか?

まして今回のサブプライムローン発の金融不安は元を辿れば、ダメリカが貧乏人どもに夢のマイホームを提供しよう、というアメリカンドリーム(笑)政策がバブルを生み出して育ててきた、という背景がある。
そのバブル崩壊が世界中を混乱に陥れている。

ウォール街の連中ほどでないにしても、世界中から金借りて贅沢三昧してきたダメリカ国民が知らんぷりすることなど、許されてはいない。
これで救済案を再度否決して、なおかつ代替案を示せないようなら、それは衆愚だと思う。

ダメリカという国、ダメリカ主導の世界、が真の意味で試される数週間になるかもしれない。

2 件のコメント:

  1. なるほど、住専の時と被るのか。
    当時俺もマスゴミに踊らされて、金投入とか氏ねよとか思ってたわ。
    なんつーか、アメリカもあんまり日本と変わらんなw

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  2. >住専
    もちろんバブルに踊った阿呆どもを生贄にすべきだったんだけどな。
    日本の場合は責任の取り方が曖昧だから。
    生贄を捧げた後で税金投入の是非を問えばよかったとは思う。
    ダメリカはそういうところのメリハリがあるのが、良いところだと思うんだけどねぇ。
    まぁ、とりあえず今さっき下院でも可決されて法案通ったみたいだ。
    法案の効果に懐疑的な意見もあるけど、俺は結構良いと思う。
    損失が確定しないことには収まらないもの。

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